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​Nay.be-

わたしは小さい頃から、わたしの事があまり好きではない。

鏡を見たくなかったり、写真に写りたくなかったり、

自分の存在を認識しないように生きてきたからか

時々、生きているのか分からなくなる事がある。

地球のどことも身体が触れていないような

身体中が空っぽでそこには心臓さえ無いような、そんな感覚。

わたしは小さい頃から、わたし以外の何かになりたかった。

男の子とか。

同じ人間のはずなのに男の子はわたしとは違った。

手がゴツゴツしていた。 わたし以外の何かだった。

男の子はキラキラしてみえて そのキラキラはわたしには無いものだった。

そう思うと、羨ましくて悔しくて、苦しくて、悲しくて

心臓の奥が痛くなって、心臓がわたしの中にある事が分かった。

”楽しい”とか”嬉しい”は まぼろしのような気がする。

”悔しい”とか”苦しい”とか 心臓を痛くしてくれる否定的な感情が

いつも わたしに生きている事を実感させてくれる。

それが無いとわたしは生きているのか分からない。

否定的な感情と生きている。

否定的な感情がずっと、ここに在る。

©2020 onimaru sakiho 

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