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Nay.be-







わたしは小さい頃から、わたしの事があまり好きではない。
鏡を見たくなかったり、写真に写りたくなかったり、
自分の存在を認識しないように生きてきたからか
時々、生きているのか分からなくなる事がある。
地球のどことも身体が触れていないような
身体中が空っぽでそこには心臓さえ無いような、そんな感覚。
わたしは小さい頃から、わたし以外の何かになりたかった。
男の子とか。
同じ人間のはずなのに男の子はわたしとは違った。
手がゴツゴツしていた。 わたし以外の何かだった。
男の子はキラキラしてみえて そのキラキラはわたしには無いものだった。
そう思うと、羨ましくて悔しくて、苦しくて、悲しくて
心臓の奥が痛くなって、心臓がわたしの中にある事が分かった。
”楽しい”とか”嬉しい”は まぼろしのような気がする。
”悔しい”とか”苦しい”とか 心臓を痛くしてくれる否定的な感情が
いつも わたしに生きている事を実感させてくれる。
それが無いとわたしは生きているのか分からない。
否定的な感情と生きている。
否定的な感情がずっと、ここに在る。
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